■ 2024年7月最新エレクター付吹付機「新型スコーピオンGDX」デビューとそれまでの歩み
ニシオティーアンドエム株式会社は、建設機械のレンタル会社として、三興レンタル株式会社、新ケービーシー株式会社、株式会社トンネルのレンタルの3社合併前より、主に山岳トンネル用の建設機械を取扱い、特にコンクリート吹付機を主力商品としてその開発にも注力してきました。
その中で1990年代には、吹付けの各資機材を1つの台車に搭載した一体型コンクリート吹付機を開発し、従来、吹付け毎に各資機材をトンネル内の切羽までばらばらに搬入・撤去していた作業ロスを無くしました。
続いて2000年代には、前記コンクリート吹付機に支保工建込み装置を備えたエレクター付吹付機を開発し、従来のコンクリート吹付機と支保工建込機の機械入替を無くしたことで、一段と作業の効率化が進みました。
このような過程を経て、エレクター付吹付機はその有効性が認められ、適用できる工事では一般的に使われるようになり、マイナーチェンジを繰り返しながら今日まで使われ続けています。また現在、国土交通省のトンネル工(NATM)の標準工法で使用される機械となっています。
ところで建設業を巡る現状として、他の業界と同じく建設技能者不足対策や働き方改革推進など各課題に対応しながら、生産性を向上させるという方針が打ち出されています。この方針に沿って、山岳トンネル工事でも顧客からより作業を効率化させるエレクター付吹付機を要望されるようになりました。
この顧客ニーズに応えるため、従来機の各構成や機能など設計を一から見直し、此度「新型スコーピオンGDX:型式NSCPⅠーGDX」を開発しました。当次世代の機械のご提供により、引き続きトンネル工事を通じて社会に貢献していきます。